ランチェスター戦略は別名「市場シェアの科学」といわれますが、市場シェアの理論はクープマンモデルから導き出されました。
クープマンモデルはコロンビア大学の数学教授B・O・クープマンらがランチェスター法則に着眼し、これを研究して開発した軍事シミュレーションモデルのことです。
ランチェスターの法則は戦闘の法則であり、武器性能と戦闘員数で戦闘力が決まるという考え方です。
そこでクープマンらは戦闘力を戦術と戦略に分け、戦術よりも戦略が重要だと位置付けています。
このクープマンモデルをもとに日本の田岡信夫らがシェア理論を導き出します。
まず市場シェアの目標数値73.9%、41.7%、26.1%を導きだし、さらに19.3%、10.9%、6.8%、2.8%の目標数値を導き出しました。
これらは市場での競争の位置づけや市場に対する影響力などを表します。
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